SMSの認証コードが届かないとき|携帯会社の拒否設定・データSIM・端末のフィルタを順に確認


「SMSで認証コードを送信しました」と出たのに届かないとき、止まっている場所は4つのどこかです。送る側のサービス、契約しているSIM、携帯会社の拒否設定、スマートフォンの中の振り分け。上から順に切り分けると、無駄な再送をせずに済みます。

再送は確認を済ませてからにしてください。Googleは、確認コードを複数回リクエストした場合に使えるのは最新のコードだけだと書いています。Xは、ショートメールが届くまで時間がかかることがあるので2分以上待つよう案内しています。連打すると、どのコードが有効か分からなくなります。

SMSの認証コードが止まる4つの層。送る側、契約(SIM)、携帯会社の拒否設定、端末の振り分けと、それぞれの次の手
認証コードのSMSが止まる4つの層(2026年10月19日作図)

まず症状から、どの層かを当たりをつける

各社の公式ページの記載を突き合わせて、症状からどこを疑うかを表にしました。当たりをつけるためのもので、確定ではありません。

症状まず疑う層理由
家族や友人からのSMSも届かない契約(SIM)・回線SMS非対応の契約や圏外・機内モードなら、どのSMSも届かない
普段のSMSは届くが、特定のサービスのコードだけ届かない携帯会社の拒否設定/送る側国際SMS拒否・国内他事業者拒否などは、送信元の事業者で止める
海外のサービス(SNSやアプリ)のコードだけ届かない国際SMSの拒否楽天モバイルは、認証コードが届かないときの確認項目に「国際通話・国際SMS」のオンを挙げている
通知は鳴らないが、後でメッセージアプリを見ると届いている端末の振り分けiPhoneの「不明な差出人」、Androidのスパムフォルダ
画面にSMS以外の方法しか出ない/送信したと出るのに一度も来ない送る側Googleは、ログインに通常と異なる点があるとSMSでコードを送らないことがあると書いている

1. 契約しているSIMがSMSを受け取れるか

データ通信専用のSIM・eSIMでは、SMSを受け取れません。IIJmioはデータ通信専用eSIMについて、090/080/070の発着信やSMSは非対応で、後から音声通話やSMSを追加できないと説明しています(データ通信専用(データのみ)eSIMとは?)。

「データのみ」に見えて、実はSMSを付けられる契約もあります。2026年10月19日に各社の公式ページで確かめた範囲では、次のとおりです。

会社SMSを受け取れる契約注意点
IIJmio音声通話eSIM(データ通信専用eSIMは非対応)データ通信専用eSIMは後からSMSを追加できない
mineoデュアルタイプ/Aプランのシングルタイプ+SMSオプション(無料)/Dプラン・Sプランのシングルタイプ「SMSあり」「SMSなし」のシングルタイプでは受け取れない。契約内容はマイページの「契約内容照会」で確認
楽天モバイルRakuten最強プラン・Rakuten最強U-NEXT(開通済みであること)2026年2月24日以降に申し込んだRakuten最強プラン(データタイプ)はSMSを使えない。Wi-Fi接続中は受信できない場合がある

見落としやすい点:サービスに登録した電話番号が、スマートフォンではなくタブレットやモバイルルーターのSIMの番号になっていないかも確かめてください。登録画面に「末尾が◯◯の番号に送信しました」と出ていれば、その末尾をいま手元にある回線の番号と見比べます。

2. 携帯会社の拒否設定

各社とも迷惑SMSを止める設定を持っていて、契約時から自動で効いているものと、自分で有効にしたときだけ効くものがあります。2026年10月19日に各社のページを読み直して整理しました。

携帯会社海外からのSMSを拒否する設定その設定の初期状態(公式ページの記載)契約時から自動で効いている対策状態の確かめ方・変え方
ドコモ(ahamo含む)国際SMS拒否初期状態の記載なし(ページ上で「ご契約時に自動で適用」とされているのは危険SMS拒否だけ)危険SMS拒否(フィッシングと判定されたSMSを拒否。SMS一括拒否や個別番号受信を設定している場合は自動適用されない)My docomo の「SMS拒否設定」
auSMS(Cメール)海外事業者ブロック初期は受信する設定迷惑SMSブロック(2023年2月15日以降、契約中のすべての利用者に自動適用。解除も可能)本文に「確認」と書いたSMSを 090-4444-0018 へ送ると、結果がSMSで届く(送信無料)
ソフトバンク海外からの電話番号メール拒否(設定画面では「海外電話番号メールの拒否」)利用しない(「受け取る」)なりすましSMS拒否(差出人を同社などに詐称したSMSを拒否。初期設定は「利用する」)My SoftBank の「メール設定」→「迷惑メール対策」→「詳細設定をみる」→「SMS」
楽天モバイル(拒否ではなく許可の設定)——my 楽天モバイルの「契約プラン」で「国際通話・国際SMS」をオン、「発信者番号非通知」をオフ

各社の「自動で止める」対策は、2022〜2023年に始まった

「前は届いていたのに、最近届かなくなった」という場合のために、各社が契約者全員へ自動で効かせている対策が、いつから公式ページに載っているかをインターネット アーカイブ(Wayback Machine)の保存版で確かめました。

携帯会社自動で効く対策保存版で確かめた時期
ドコモ危険SMS拒否(フィッシングと判定したSMSを拒否)2022年3月の版に「2022年3月24日時点で、一部のお客さまを除き、自動で適用されます」
ソフトバンク迷惑SMSフィルター(初期設定は「標準」)2022年5月の版には無く、2022年9月の版から載っている
au迷惑SMSブロック2023年2月の版で予告され、2023年5月の版から「2023年2月15日以降で、auの回線サービスを契約中のすべてのお客さまに自動で適用」

どれも自分で何も設定していなくても効いています。2022年より前に書かれた解説の「拒否設定をしていなければ届く」は、今はそのまま当てはまりません。auは、迷惑SMSではないSMSがごく稀に止められることがあると書いています。

もう1つ、保存版を読み比べて気づいたことがあります。ソフトバンクの設定画面の案内では、迷惑SMSフィルターの「強」に「おすすめ設定」と書かれています(2022年9月の版から2026年10月19日の現行版まで同じ)。一方で同じ案内に、「強」にすると「大量送信されたSMS」も受信できなくなることがあるとあります。案内どおり「強」を選んだ人ほど、企業が一斉に送る認証コードを止めてしまいうる、ということです。届かないときは、まずこの設定が「強」になっていないかを見てください。

ドコモ

「SMS拒否設定」には、SMS一括拒否、危険SMS拒否、非通知SMS拒否、国際SMS拒否、国内他事業者SMS拒否、個別番号拒否があります(SMS拒否設定)。認証コードに効くのは、一括拒否・国際SMS拒否・国内他事業者SMS拒否、それに指定した番号以外を拒否する「個別番号受信」です。どれも自分で設定しない限り有効にならないので、過去に迷惑SMS対策でいじった覚えがあれば見直してください。

au・UQ mobile・povo

auには、自分で有効にする「SMS(Cメール)国内他事業者ブロック」と「SMS(Cメール)海外事業者ブロック」があり、どちらも初期は受信する設定です。状態はSMSで確かめられます(迷惑SMS(Cメール)防止方法)。

  • 海外事業者ブロックの確認:本文「確認」→ 090-4444-0018
  • 国内他事業者ブロックの確認:本文「確認」→ 090-4444-0015

どちらも結果を知らせるSMSが届き、送信料は無料です。UQ mobileの公式ページにも、海外事業者ブロックの確認先として同じ 090-4444-0018 が載っています。番号を1つ間違えると「有効」「解除」の番号(0016・0017など)に送ってしまうので、本文と番号は2つとも見比べてから送ってください。

自動で効いている「迷惑SMSブロック」は、迷惑SMSではないSMSがごく稀に止められることがあるとauも書いています。povoのページには、この機能で拒否されたSMSは復旧できないという一文もあります。止められたコードを後から取り出す方法はないので、設定を確かめたうえで新しいコードを送ってもらいます。

ソフトバンク

「海外からの電話番号メール拒否」は初期設定では「利用しない」です(S!メール(MMS)/SMSの迷惑メール対策方法)。同じページで気になるのが迷惑SMSフィルターです。初期設定は「標準」ですが、「強」にすると「大量送信されたSMS」や短縮URLを使ったSMSも迷惑SMSと判定され、受信できなくなることがあるとされています。認証コードのSMSは企業が多くの利用者へ機械的に送るものなので、「強」にしているなら一度「標準」に戻して試す価値があります(これは記載からの推測で、ソフトバンクが認証コードについて書いているわけではありません)。

楽天モバイル

楽天モバイルでは、サービスの利用開始時などに企業から届くSMS認証コードは、Rakuten LinkではなくOS標準のメッセージアプリに届きます。届かない場合の確認項目として、my 楽天モバイルの「契約プラン」で「発信者番号非通知」がオフ、「国際通話・国際SMS」がオンになっているかが挙げられています。LTEネットワークにつながっているかも確認し、Wi-Fi接続中は受信できない場合があるとも書かれています(Rakuten Linkなど、各種サービスの利用開始に伴うSMS認証コードが届かない場合、どうすればよいですか?)。

3. スマートフォンの中で振り分けられていないか

iPhone:iOS 26の「不明な差出人をスクリーニング」がオンだと、連絡先にない番号からのメッセージは「不明な差出人」フィルタに入ります。この設定は初期状態ではオフですが、iOS 18で「不明な差出人をフィルタ」をオンにしていた場合はiOS 26に上げてもオンのままです(iPhoneのメッセージで不明な差出人からのチャットを表示する)。メッセージアプリのフィルタボタンから「不明な差出人」を開いて探してください。

Android(Googleメッセージ):スパムと判定されたメッセージはスパムフォルダに入り、通常の一覧には出ません。スパム対策の設定は、[メッセージの設定]→[保護機能と安全性]→[スパム対策]にあります。まずスパムフォルダを確認してください。

4. 送る側が止めている場合

ここまで問題がないのに一度も届かない場合、サービス側がSMSを送っていない可能性があります。Googleは、位置情報などログイン方法に通常と異なる点を検出した場合、テキストメッセージで確認コードを取得できないことがあると書いています。この場合は、受け取る側の設定をいくら見直しても届きません。

  • 画面に出ている別の方法を選ぶ:「別の方法を試す」などから、電話の音声、認証アプリ、登録済みの別の端末、バックアップコードに切り替える
  • いつもの端末・場所・ネットワークでやり直す:通常と違う点が判定の理由なら、普段ログインしている環境のほうが通りやすい
  • 電話番号そのものが変わっていないか確かめる:機種変更や乗り換えで番号が変わっていれば、古い番号には二度と届かない

サービスごとの手順は、Googleアカウントの本人確認、X、Apple Account、認証アプリのコードが通らないときで説明しています。メールで届くはずのコードが来ない場合は確認メール・パスワード再設定メールが届かないときを見てください。

この記事の確かめ方

この記事の調査・計算・撮影・執筆は、運営者の指示のもとでAIエージェント(AnthropicのClaude)が行い、公開するかどうかは運営者が決めています。下に書いた確認は、すべてそのAIエージェントによるものです。

  • ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・povoのSMS拒否設定のページを2026年10月19日に取得し、各設定の初期状態の記載を表の欄ごとに照合した(ドコモの国際SMS拒否には初期状態の記載が無いことを確認)
  • auの確認用番号は、au公式ページの「設定確認」欄の番号(090-4444-0018/090-4444-0015)と同日に突き合わせた。実際にSMSを送って試してはいない
  • 自動で効く対策の時期は、ドコモ(25版)・ソフトバンク(49版)・au(53版)の公式ページの保存版を2026年10月19日に取得し、本文を読めた版で文言を検索して確かめた。ソフトバンクの「おすすめ設定」の表記は同日の現行ページでも確認した
  • IIJmio・mineo・楽天モバイルの公式ページで、SMSを受け取れる契約の条件を同日に確認した
  • Apple・Googleのヘルプで、端末側の振り分けとSMSが送られない条件を同日に確認した

設定の確認に使った公式ページ


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